ちょっと前にボクの周辺で話題になったこのエントリ。
そして、これを受けて書かれたこのエントリもボクのSNSのTLでは話題になっていました。
当該エントリだけを読むと、色々と勘違いと言うか、残念なことが有るように思われます。
ブログ主の宮田レイシープ氏は、過去のエントリで直接的に自分のことを書いたことがありません。つまり、当該エントリは宮田氏の『問題提起』だということが判ります。
そもそも、残業なしの30代半ば主任が年収600万円の会社で、部長の年収が900万円の訳もなく。
実は僕はこのブログを話題になる以前から楽しく読んでいまして、それまでに受けた印象はブログ主は、もし会社勤めなら主任よりも高い役職に就いている人だと思っていました。
(それ故、当該エントリを読んだ時に違和感を覚えたのですが…)
まあ、確認のしようもありませんが(笑)
話を戻して…
この"900万円"の出処はこれでしょう。
元ネタはこれらの本文にもある通り、プリンストン大学のダニエル・カーネマン教授が行なった2010年の調査から導き出された額。
今の日本では幸福感がピークを迎えると言われる900万円ってのは無理筋。多くの人達はもっと低い額で人は充分に満足を得られる。
宮田レイシーブ氏の主張を一言で言うとこれだけです。
当該エントリだけをみて、批判する人が思った以上に多かった。
如何に「木を見て森を見ず」な人が多いか、ということです。
現実問題として、900万円でピークになるのかは、その人の出自や扶養する家族数とかそれまでに持っているストック(資産)の多寡とか労働環境など様々な要因により大きく左右されると思います。
新興国や途上国では先進国よりも低い額で満足を得る人が多いとの事ですが、それがその証だと言う事です。
それを踏まえても、昇進(含む転職)し、収入を上げるために頑張ることのメリットが見いだせない。そう言う事を読み取れない人たちはどうかな?と思います。
因みに、ボクは900万円も年収はありませんが、金銭的には特に不満は抱いてません。
日常生活の全てに満足を感じ、幸福かと問われれば違いますけどね(笑)