神戸市は、教室不足は短期的でタワマン購入層とデモグラフィを考慮すると20年以内に教室が余ることを予見してるのでしょう。
今は批判されるでしょうが、30年後には英断だったと称賛されるかも。(流石は神戸株式会社!)
記事に上げられている要注意地区に両親が住むタワマンがあります。
建設から15年ほど経過していますが空き室が売りに出ることは殆どなく、住民は殆ど入れ変わってないそうです。
つまり、低層団地や戸建て中心だった往年の"〇〇ニュータウン"が30年の時を経て重層的になっただけ。
嗚呼、歴史は繰り返す…
しかも神戸は京阪神の3都市で唯一地価が上がってないし人口も流出気味。
もし、ここで野放図にタワマン建設許可を出すと、その購入者は大阪や京都で同規模のマンションを買えなかった人たちの可能性が…
神戸中心部の住民と街の"質"を保つことを考えるなら、今回の市条例は正しい判断だと言えるのではないでしょうか?
更に2037年には大阪までリニアが来ます。
東京大阪のリニア所要時間は67分。そして大阪から三宮までの新快速で30分。乗り換え時間を考えると更に時間が掛かります。
となると、神戸市(の中心部)は関西経済圏の外に置かれる可能性が高いと考えられます。
そして、大阪のベッドタウンになれるのは、どれ程ひいき目に見ても神戸市東側、灘区ぐらいまででしょうか。常識的に考えて西宮が限界線ではないかとは思いますが…
個人的には神戸は大好きな街で、リタイヤ後の定住候補地のひとつですが、関西最西端と言う東京から最も遠いロケーションと無駄に広い市面積から更なる発展を望むのは難しいと思います。
それ故、今回の市条例は"衰退する街の延命手段"として懸命な策だと思います。