It's My Life

ひっそり

趣味と生活と将来

ボク個人のことではないのですが、記録しておきたいので…

先日、バイクを売却した際、そのディーラーでボクを担当していた営業さんに最寄り駅まで送ってもらう時に聞いた話です。

その営業さんは現在43歳で昨年の3月にディーラーに転職してきました。

現在働いているバイクディーラーはこの地方で最大の自動車の外車ディーラーで、オートバイも10年ほど前から扱いだしたところです。ある米国バイクの正規輸入代理店としての顔も持つ非常に大きなお店です。

大きなお店だからなのか、かなりノルマが厳しいようです。なんと月に6台。

10~20万円台のスクーターや50万円程度の250ccなどこの店には一切なく、最も安いバイクでも100万円から。殆どのバイクが150万円以上です。中古でも80万円ぐらいからと、結構お高めな店です。(その分、サービスは良いですが)

しかも外車で売れている、売りやすいH-DとBMWは扱ってない。

この状況で月6台はかなり厳しい。っていうかボクが営業なら絶対に無理。

その中で先月はなんとか6台をクリアしたものの、平均すると3台程度だそうです。

営業さんは他に3人いるそうですが、皆が皆、毎月売れるわけでもなく。恐らく4人で15~20台/月程度をベースラインに考えているとは思うのですが…

実際に売上を立てる営業の他にメカニックが2人、営業事務が2人ほど。更に各輸入代理店にはロイヤリティの支払いもあるでしょうから、バイク部門は結構厳しいのではないかと思います。

そのため、営業さんの基本給はかなり低く、話してくれた担当営業さんは手取りで20万円強だそうです。売れれば多少はインセンティブが入ってくるそうですが、それでもね…

通りでこのディーラーの営業が頻繁に変わる訳です。(メカニックはここ5年変わってない)

この営業さん、前職は東証一部上場のスーパーに2年ほど、その前はこの地方の大型バイク用品販売店で12年ほど。その前は聞いていませんが、1~2回は転職はしてそうです。

大型バイク用品店を辞めた理由がワンマン社長とブツかったから。スーパーはルーティンワーク過ぎて仕事にやりがいを見いだせなかったから。それなら大好きなバイクに携われる仕事をしようと今のバイクディーラーへ転職したそうです。

ディーラー営業社員としては、十分にしっかりとした人でしたが、ナカナカのジョブホッパーのようです。

しかも、専業主婦の奥さん(来月から再びフルタイムで働く予定だそうです)、小3と小1の子供、ローン返済中の持ち家あり、とかなりハードな家庭財政。転職後はずーっとそれまでの貯金を切り崩す生活だそうです。

まだまだ健康で且つ奥さんが働き始めるということもあって、将来的な事は全く考えてないんでしょうね…

業界的にこのような人は結構多いらしく、バイク業界の未来は決して明るくない様な気がします。