昨年6月末に退職し、退職金を受領しました。
当然のことながら退職所得控除をガッチリ受けてます。
また、60歳未満で退職したので、当然のことながら企業型DCを一時金や年金としてを受給することは出来ず、移管しました。
SBに移管後は、新たに拠出することなく、運用指図者になってます。
運用指図と云っても、S&P500に全額ベットして増減の推移を見守っているだけです。
市場が冷え込んだら、その時は元本確保型商品に変更して様子を伺うつもりです。(面倒になって何もしない可能性大だけど)
昨年9月に移管後は市況が非常に良いため、ビックリする程増えてます。
さて、そのiDeCoもいつかは受け取る必要があります。
いつ、どのように受け取るのが良いでしょう?
一時金としてなら退職金、分割受給なら年金と同様の税が掛かります。
以前もどこかで書いたような気がしますが、年金として受給すると受給中は年金相当の所得税が掛かり、更に国民健康保険料や住民税が上がる可能性があります。
一時金なら退職所得と同じ扱いなので、所得・住民税は兎も角国民健康保険料に影響はないと思われます。(今のところは)
と言うコトで、受給方法は一時金として受け取りましょう。
では、いつが良いか?
先に書いた通り、昨年7月の退職金受領時に退職所得控除を受けています。
残念なことに、退職所得控除は一度受けるとクリアされてしまいます。
となると、60歳になってすぐに一時金として受領すると、退職所得控除は8年分しか受けることが出来ず、結構な額の税を取られてしまうことに…
つまり、退職から20年以上経過以降の方が税負担を減らせます。(19年内ルール)
受取が遅くなれば遅くなる程、控除額が大きくなります。
そして、iDeCoの一時金の受給上限年齢は75歳。
となると、75歳で一時金として受け取るのが最も多く退職所得控除が得られ、税金が減ることになります。(2024年現在)
なお、何もしないと勝手に裁定されてしまいます。
その場合、どうやって加入者の口座に振り込まれるのか、ボクは知りませんw
と言うコトで、iDeCoは75歳で一時金として受け取ることにします。
問題は2つ。
①iDeCo以外の資産だけで75歳まで生活できるか?
物価や生活費、そして運用状況がどうなるかが全くの不透明ですが、ボクの運用資産残高+現預金で75歳まで生活できないなら、殆どの日本人は生活できないと思うので大丈夫だと言うコトにしときます。
受給までに関連法規が改正(改悪)される可能性は大ですが、それは予測しようも抗いようもないので仕方ないと受け入れましょう。
念の為に計算してみます。
- 生活費インフレ率:年2.0%
- 新規投資:新NISA1800万円のみ(年360万円/今年1月から5年間)
- 公的年金受給開始:65歳
- 年金受給額(手取り):(昨年の年金定期便額-税・社保相当額)×1/2
- 65歳までの投信取り崩し:一般口座から基礎控除(48万円)分のみ(=税払いなし)
- 65歳以降投信取り崩し:当該年生活費相当額+運用益税額(損益率200%想定)
- 65歳以降投信取り崩し時の運用益への税率:20.315%(現行)
- 投信利回り:年1.0%
上記仮定で概算したところ、運用資産はそれほど大きく棄損しない結果となりました。(完璧なフェルミ推定ww)
運用利回り想定1.0%はかなり低めだし、65歳以降一般口座取り崩しによる基礎控除相当分やつみたてNISAや新NISAは無税だからもう少し余裕があるハズ。
そもそも65歳過ぎて今以上に消費するとはとても思えないし、75歳までには相続があるだろうから、あくまでも概算です。
ここ1~2年のインフレ率が永遠に続くと大変なことになりますが…
インフレ率が上がれば、インデックス運用利回りも一般的には上がるハズなので大丈夫だと思い込みましょう!
FIREの人達が想定する4%ルール(米国株式市場成長率7%/インフレ率3%)なんかで回ったらwww
75歳になる年に大不況で株式市場が酷いことになってないことを祈るばかりです。
以前書いた通り資産を使い切れないで死んでしまうことへの不安の方が大きいですw
②そもそも75歳まで生きてられるのか?
あー、その時はどうしようもないです。
なにせ、独身男性の平均寿命は67.2歳ですから!!!
嗚呼、生きるって本当にツラいね!!!!