It's My Life

ひっそり

支える人、支えられる人、そして載っかるだけの人

president.jp

あー、大事なことを見落としてますね。

 

年金受給者1人に対する「働いている人」は確かに増えますが、支える人達の高齢化が進めば進むほどその賃金は低くなる。

そもそも、日本の人口ピークはとっくの昔に過ぎています。

www.mhlw.go.jp

既に人口オーナス真っただ中です。(労働人口のピークは1995年)

人口オーナスの日本で経済成長(≒実質賃金上昇)など、有り得ないでしょう。

厚年納付は保険料"率"(現在労使合算で18.3%)で決まるから、労働者に支払われる賃金が下がれば年金原資が減るのは当然。

原資を増やすには、保険料率を上げるしかないが、保険料率を上げると当然労働者の手取りが更に減るので、経済を回すための消費活動が縮小する。

つまり悪循環が再生産されるだけです。

 

また、定額納付の国年は納付率が低いため、厚年からの財源振分(=厚年受給額減)が検討されています。

nordot.app

ますます厚生年金の運用原資が減っていく…

 

公的年金は安心だよと主張するなら、最低でも労働者数×平均賃金がどうなるかをエビデンスとしてあげないと!

もっとも、そんなことしたら大江氏の主張が崩れるだけですがww

氏の論説は、どれもこれも重要なファクターが抜けていることが多い。

それは仕方ありません、

自己の主張に都合の良いところを、都合良く貼り合わせているだけですから。

その"都合の良いところ"も、その殆どが他の人の論説からのパクりなんですよね。

 

マスコミに特定専門分野ネタで頻繁に登場する人の殆どは、1年もしない内にネタ切れになります。

大江氏も最初は耳障りの良い解説で新鮮味がありましたが、最近は現役時代のネタが切れてしまいました。

そもそも年に何冊も本を出す時点でwwww

そろそろ隣接分野も包含した独自分野を開拓するか、今の専門分野を深堀するかしないとダメですしょう。

でも年金関係は大江氏より詳しい社労士が星の数ほどいますからこの分野で第一人者になるのは難しい。

でも、上手くいけば政府パネル等の委員に呼ばれて箔をつけられるかも。

そうやって読者を騙し続けるのも、氏の長い老後を過ごす一手段としては良いかもしれません。

この手の人達は罪悪感への感覚が鈍いので、何を云っても無駄なんですけどねww