6月末の退職を確定させた。
r42.hatenablog.com現在の住居は会社の借上なので、退職後も住み続ける訳にはいかない。
そもそも、今のマンションは室内には特に問題はないが、騒音やバイク置き場など周辺住民に問題があるので住み続けたいハズもない。
また、今後結婚する予定もつもりも相手もないので、これから死ぬまで独りでの生活が続く。
まだ50代前半なので、保証人を立てるか保証会社を利用すれば部屋を借りることはできると思うが、今後年を取っていけばそれも難しくなることは自明。
だからこそ、終の棲家を購入しようと計画している。
昨年11月後半から注文建築を建てるつもりで土地を探しているが、なかなか良い土地が見つからない。
見つかっても、探してきたビルダーで建てると予算を上回る。
唯一予算内に収まりそうな某社(以下T社)の建築条件付き分譲地+注文建築案をお願いしているが、過去の3案出してきたものの、全く好みに合わない。
恐らく今週末にもう1案出してくるはずだが、恐らく自分のセンスとはかけ離れたものが出てくるだろう。
この時点でボクの要望の意味が分からないのでは、契約後や建築中に色々と不満が噴出する可能性は大きい。
流石にそれは嫌だ。
だから、T社は切ろうと思っている。
そういうコトもあって、実質的に1階だけで生活できるのであれば2階建て以上の建売住宅でもイイかなと思い、複数の業者さんにお願いしてあれこれ探している。
しかし、建売って30~40代のファミリー層をターゲットに設計されているため、すぐに高齢者となるボクには色々と不要なものが付いているし、希望する設備がない。
そもそも使わない2階は実質的物置にしかならないし、掃除等を考えるとやはり無駄だ。(ボクは家事の中で掃除が最も嫌いで苦手)
1階だけで生活出来ると云えば確かにそうだが、"出来る"だけであって快適さは注文設計には及ばない。
しかも、防音等のスペックを満たした建売住宅の価格は決して安くない。多くの場合、立地を多少妥協しても予算ギリギリ。
それならばと、60㎡程度のマンションを一度内見してみた。
確かにこちらの方がボクの希望に近い。
ランドリールーム以外はほぼ希望通りの部屋が多い。2LDKのうち一部屋をランドリールーム扱いにすれば問題ない。
しかし、RCやSRC構造であっても隣室境界の壁にコンクリートが使われていることは殆どなく、防音に貢献する断熱材すら入っていないことが多い。要は隣室との壁はただのパーテーション。車の走行音等の外部環境音よりも隣室から漏れ出る生活環境音に悩まされる可能性は十分ある。また、バイクを安心安全に置けるマンションは非常に少ない。
また、早期退職後は本当に何もするつもりがないので、生きる為の運動と食事、そして趣味のバイクと模型製作、そして読書以外することがないし、するつもりもない。
恐らく誰とも会話しない日が延々と続くだろう。
司法試験浪人時代後半の26~29歳頃はボクの人生の中で他人との接触が最も少なく、独り言以外で口を開くのはスーパーのレジ店員さん等買物のついでの一言二言ぐらいだった。
あれから30年近く経過し、体感時間は当時よりも圧倒的に短く感じられるだろうから、何ら問題ないと考えていた。
しかし、よくよく思い返してみればあの時代は、学生時代から住んでいた場所周辺に住み続け、且つ近所に住んでいた大学時代の友人先輩後輩と食事やツーリングに行ったり、電話するなど会話はそれなりにあった。頻度は週1回あるかないか程度だったけど。
今後はそんな事は一切なくなる。
となると、これから人生は当時の『独りボッチ』具合よりも更にハードになるだろう。
バイクに乗って、模型作って、TV見て、好きな漫画や本を読んで、そして心身の健康のための軽い運動だけの日々では確実に脳がボケる。
生活に飽きるのは構わないが、飽きたことに気付けない可能性もある。
今になってこんなことに気付いてしまった…(呆)
実は、単身アーリーリタイヤをしたこの2人をロールモデルにしている。
キクメンさんはブログよりも、Youtubeの方が判り易い。
キクメンさんは趣味が丸被りな上、東京から群馬へ移住もされているのでで、非常に参考になる。
しかし、ブログ等を見る限り、おーらさんもキクメンさんもリアル友人が近くにいるようだ。
つまり、ボクほどボッチではない。
本当にボッチなのはカッパ+M字ハゲ(´;ω;`)さんだが、コミュニケーションの為だけにガソリンスタンドで働いている。
また、大分のよよよさんも本当にボッチのようだが、物凄い耐性があるようで、他者とのコミュニケーションがない方が生き生きしている。
他にも様々なアーリーリタイヤをした人達のことがまとまったサイトがありました。
参考までにリンクを貼っておきます。
さて、現代は30年前とは違い、ネットがある。
だからこそ、上記の様なロールモデルとなる人達を見つける事が出来た。
そして、遠く離れた友人・知人と直接会わなくてもSNSでコミュニケーションが取れるし、彼らの生活や考え方を知る事が出来る。
2008年秋に修了したBBT大学院関連の友人の殆どはこちらに転居してから一度も会っていないが、今でも交流が続いている。これはネットのお陰だ。(同期は沖縄と埼玉在住の2人だけだけどw)
やはり、ある程度のリアルな他人との交流は必要なのではなかろうか、と今になって考えるに至った。と云うか遅まきながら今頃気付いてしまった。
ボクのボッチ耐性がどの程度なのか、現時点では不明。
孤独への耐性はかなり高いと自負しているが、現実にどうなのかは判らない。
年末年始やGWで10日ほど誰とも会話しない生活を何度も試してみたが、この程度では全く問題がなかった。最終日は明日から仕事、と云うか他人と話さねばならぬことを思うと気が滅入っていたぐらいだ。
だが、来月後半からは違う。10日どころか死ぬまで続く。それが早期退職する理由であり人生の希望ではあるが。
話は少し変わるが、両親は既に共に後期高齢者だ。
昨年11月の帰省の際は、両親とも非常に健康で実年齢よりも若々しく見えた。特に母親。
しかし、現在健康だからそのまま長生きするとは限らない。
突然の病気や事故の可能性は十分にある。
父が先に亡くなった場合、母はそれでも変わらず生きていくと思うが、逆の場合、父は生きる力が弱くなるのではないかと危惧している。
確かに父は金を稼ぐ力はあるし、お金が絡むものには強い。しかし、それ以外の生活力が非常に低い。
両親は仲が良いが、それ故に日常生活では両親同志以外のコミュニケーションはほぼないように思う。
それでも母は同市内に住む姉(ボクから見れば伯母)と仲が良く、今でもそれなりに会っているらしい。だが父は姉弟たち(ボクから見れば伯母叔父)との交流はそうでもない。
両親とも生まれた街で老後を過ごしているので子供時代からの友人はいるようだが、付き合いの程度は判らない。
「父は一人になったら大丈夫なのかね?」と危惧はしている。だからと云って何が出来る訳でもないが。
まとめよう。
このGWまでに「完璧にボクの希望に合致している注文建築用土地」が見つからない場合、愛知県内での戸建ては諦めて実家に近い場所に部屋を借りようと思う。
それに両親の死に水ぐらい取らないと、今までの恩を全く返せないまま終わってしまう。毎月の振り返りで「親より長生きすることだけがボクに出来る親孝行」と書いているが、それよりはもう少しどうにかした方が良い。
現在の資産状況からして、更新費用を含んだ家賃等が年間100~120万程度であれば、実家を相続するまでは十分に生活できるだろう。(って云うか死ぬまでの家賃相当を戸建購入予算にしてるのだからボクが死ぬまででも大丈夫な予定)
そもそも、アーリーリタイヤを考え始めた頃は一生賃貸かリタイヤ後の生活ペースを掴んだ55歳以降に家を買う計画だったのから、それに戻るだけ。
そう考えれば、どうと言うことはない。
賃貸住宅では模型のエアブラシ塗装は諦めなければならないかもしれないが、エアブラシは掃除が面倒臭そうなので結局やらない可能性も高いからそれで良い。
しかしバイクは必要だ。だが、安全に駐車できるガレージを探せば何とかなるだろう。乗れるのも長くて15年程度だろうし。
相続が20年後だとすると、実家のあるタワマンは築40年超のビンテージになっているのがリスクだが、それは日本中で起こることだし、20年後のことを考えても仕方がない。
昨年、母に愛知で家を買う予定を話したら「10年もしたら貴方のものになるのよ」と云われた。
いや、どう考えても10年で2人ともいなくなるってことは無いでしょうw