It's My Life

ひっそり

ひとかどの人物

皆、それ程までに何者かになりたいと思ってるんでしょうか?

blog.tinect.jp

blog.tinect.jp

確かに中学生ぐらいの頃は、40歳の自分を想像できなくて、その頃までには死んでしまいたいな…と思ってたことはありますが。

これは誰にでも訪れる、思春期特有の通過儀礼です。こう云うのがない方が寧ろダメな気がします。

 

それは兎も角、高校から大学時代は、世間に認められるひとかどの人物になりたいと思ったことは一度もなく。

大学卒業後も司法試験を受け続けましたが、これは検察官という職に就きたかったからであり、その事で「認められたい」「社会のヒエラルキーの上の方に居たい」とか思ったことはありませんでした。結局は、20代のほぼ全てを司試に費やしてしまいましたが。

 

その後、幸運な巡り合わせのお陰で、現在は早期リタイヤを考えられる程度に真っ当な生活を営めています。

これで充分かと言われれば、まだ判りません。生き方にも色々とあると思いますが、上を見ればキリがないし、下を見て満足するのは人間として卑しいですし。

 

自分の能力は、ひいき目に見ても『中の上』ぐらいですが、各種統計によると現在の収入や保有資産は上位10%以内に入っています。これに鑑みると『運』だと思うんですよね、人生って。

確かにそれなりに努力はしたと思いますが、それは他の人も同様でしょう。それ以上のものを得られたのは『運』以外のナニモノでもありません。欲しいもの、やりたいことで、得られなかったものは結婚という経験だけ。2~3回はそのチャンスがあった様な気もしますが、忌避したのはボクの選択ですし。

 

何者かになりたい人とは、他人から高く評価されたいと言うことなのでしょうが、他人からの評価など相対的流動的で環境が変われば即座に蹴落とされます。

結果がついて来るとは限りませんが、自分自身を高く評価できればそれでイイんじゃないでしょうか。そうしないと、精神の安定などいつまで経っても得られないと思います。