この記事に『趣味が複数ないと、リタイヤ後に身体より先に精神が死ぬぞ!!』とコメントを付けてFBで共有したところ、MBAの後輩(年上だけどね)且つバイク仲間の友人から『二輪車以外ない』とのリプライが。
彼は50代半ば。「まだ新たな趣味を見つける時間はまだあるはずなので頑張れ」とリプライしときました。
ボクには、幸いにして模型製作とバイク(現在休止中だけど)と、インドアとアウトドアの2つの趣味があるので大丈夫。
しかし、両方とも目(と気力体力)が衰えるまで、つまり65歳、頑張っても70歳ぐらいがリミットでしょう。これを過ぎても継続できるか怪しい。
新たな趣味を見つけろと他人に入っておきながら、自分が新たな趣味を見つけられるかも甚だ怪しい。
半世紀近く生きてきた今、全く違う事に興味を新たに持つことは非常に難しいことは実感しています。
上述の2つに加え読書も趣味として継続していますが、これらに興味を持ったのは全て10代半ば。途中で数~十年程度の中断はあったものの、全くの興味を失うことはなかったから、この3つが趣味として今も続いている訳で。
実は、過去にも趣味を増やそうと幾つかトライしていました。
しかし、結局10年続いたものは何もありません。その幾つもの中のひとつ、自転車(ロードバイク)はかなりイイ線までイッたものの、現在は10万円強のMTBを通勤快速として夏場に使用するのみ。(ロードバイクへの興味を失ったことについては改めて書くかも)
体力増進、精神的安定、そしてリタイヤ後の有り余る時間を過ごす手段としての趣味をもうひとつ欲しいと15年ほど前から考えつつ、結局10代後半から嗜好と志向は変わらぬままです。
人間と云うものは、身体が出来上がり精神が成熟した後に、新たなものを始められるほど余裕のある設計ではないのかもしれません。
当初設計よりも長生きすることが普通になった今、生きる時間を生きるための労働なんぞに浪費することなく他のことに使えるはずなのに、それが見つけられない無為に過ごすのでは本末転倒です。しかし、これが人間の生理なのかもしれません。