団塊の世代の「いい大学、いい会社」という思考のまま、「せめて大学を出れば」という過去の論説をもとに、よくわからないままに奨学金を借りて進学したけど、年収の伸びない分野に就職してしまい、返済も大変という自体が多発しています。… pic.twitter.com/eyBEJChImc
— 木下斉 / 「日本の構造問題」を斬り、解決する! (@shoutengai) 2023年6月17日
若干後知恵的な印象は拭えませんが、概ね正しいと思います。
団塊JR、即ち現在アラフィフの人なら多くが首肯するでしょう。
大学卒業と同時に(最初の)就職氷河期。
MARCH及び関関同立より下の大学卒だと就職活動はかなり厳しかったと思います。
友人たちも大変だったようです。95年卒以降の女性は特に。
一方、同世代の高卒の就職は80年代後半から90年代初頭。
未だバブルの余韻が残っていた時代だったので、それなりに良い企業に入れたと思います。親や金銭的都合で進学できなかっただけの優秀な人ならば、学歴問わず管理職になっているでしょう。少なくとも現場で重用される存在にはなっているハズです。(伝統的大企業を除く)
就職氷河期で良い就職先がないからと大学院(文系)に進んだ人たちは更に酷いことに…
そのまま研究者になった知人はいますが、それ以外はどうなったんでしょうね…
斯く言うボクはと云うと、大学卒業後、進学もせずダラダラと司法浪人を続け、自分の能力に見切りを付けさせられた30歳直前、ラッキーなことに大手広告代理店の地域子会社に正社員として潜り込めたお陰で、周回遅れではあるものの真っ当な社会人スタートを切ることが出来ました。
本当にラッキーでした。
30歳直前の2~3年は「自分の人生は詰んだ…」と半ば自暴自棄になっていました。(全力で現実から目を逸らしていたあの頃…)
あの幸運に恵まれなければ、今頃はアーリーリタイヤどころか、ホームレスになっていてもおかしくありませんでした。
あの数年がボクの人生の中で最も辛い期間でした。
さて、今後の日本社会ですが、少子高齢化が進み、それに伴って社会改革が否応にも進むでしょう。
それが全ての日本人にとって幸福に寄与するかは…多分無理でしょうね。
文系に進む人達の働き口は今後ますます少なくなり、競争率は爆上がりでしょう。
理系は分野を少しでも間違うと文系の人達と同様の競争に巻き込まれるでしょう。
少しでも良い大学に…というのは優れた人達、少なくとも旧帝大レベルの人達に限られ、それ以外は十把一絡げと言った感じになるのではないでしょうか。(文系は特に)
そうであるならば、早くから現業で稼ぐ方が金銭的には良い生活を送れる可能性が高い。
しかし、人の幸せと云うものは、お金だけではありませんから…
お金は大切ですけどねww