一生賃貸で大丈夫だと思ったら
60歳になったら家を貸してくれなくなった
収入減リスク、保証人リスク、そして孤独死リスクの3つのリスクを考えればオーナーも老人ではなく若い人に自分の物件を貸したいと思うのは当然の心理&真理。
でも、超高齢化社会驀進中の日本では今後はそうも言ってられなくなる。
しかも、若い人でも収入が少なめな人が多くなるのは目に見えてるし。
日本でもアメリカほどでもはないにしても、一億総中流とか言われた時代を知る人からすれば信じられない様な二極化した世界がそう遠くない未来にやってくる。(って云うか来てるよね)
だから、高齢者が家を借り辛いこの状況が続くのは、あと15年くらいかな?
でも、それまでの間、家なしで生きることはできないので、どうしたものか…
ボク個人もちょっと前までこのリスク対策として終の棲家として戸建を建てるつもりでいた。
結局、イイ感じの土地が見つからなかったので諦めたけど。
生活様式が固定しているのであれば、賃貸よりも持ち家の方が選択自由度が上がるので個人的には持ち家の方が良いと思っているが、そこは希望する土地と建物と予算で色々変動するので、賃貸と持ち家のどちらが良いかは一概には決められない。
しかし、一生賃貸派と云う人もいると思う。
そういう人は在職中(出来れば50代後半まで)にURを借りとこう。
ボク自身もURです。
複数人世帯であれば月額額面33万、単身であれば25万円の収入があれば借りれる。(ボーナス込み月割)
一度借りてしまえば、その後の仕事の有無や収入は一切問われず自動更新されるから住居であれこれ考える面倒臭さからは解放される。
また、聞いた話だが、UR物件から他のUR物件へ転居する際、家賃が下がるのであれば、収入要件すら確認されないそうだ。
もし老後資金に不安が生じたら、安めのURに転居するという方法も取れる。
URは現在も結構な頻度で新築物件を建築中なので、最新マンションに入れる可能性は十分ある。(その分家賃は決して安いとは言えないけど)
築古であれば周辺相場よりも広いor安い可能性は十分ある。
もっとも、大規模UR物件は大都市の一部を除くと最寄駅から徒歩40分とか普通にある。その場合は車は必須。その分、駐車場代は安い。
また、UR物件の一部を自治体が公営住宅として借り上げてる場合も多々あるから、住民の民度には多少リスクがある。
内見時は、室内だけではなく共有部分、特に自転車駐輪場の様子をよく確認しておくべきだと思う。室内や廊下などが綺麗でも、駐輪場から自転車やミニバイクが溢れているようなところは、住民の民度が低い高度の蓋然性があるので避けた方がイイ。
新築の場合、その判断はしようがないが、公営住宅と共用(借上げ)比率については確認しておいた方が良いと思う。
住めば都とは言うけれど、住居の不満はQOLを著しく下げるため、出来る限り念入りに調べてからの方が良いだろう。